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【閲覧注意】恐怖の人食いバクテリアに感染するとどうなるか

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 昨年、相当話題になったエボラ出血熱や東京でのテング熱等、世の中には様々な恐ろしい病が存在しているが、「人食いバクテリア」なるものを聞いたことがあるだろうか。これは正式名称が「連鎖球菌性毒素ショック症候群」と呼ばれるもので、1993年に報告されたばかりの新しい細菌感染症だ。症状は発熱、喉の痛みなど風邪によく似ている。しかし、感染し、発症してしまうと筋肉や脂肪を短時間で浸食して、高い可能性で死亡に至ってしまうとても恐ろしい病だ。
 この病の原因は溶連菌と呼ばれる「溶血性連鎖球菌」なのだが、実は日常にありふれている菌であり、咽頭炎を起こした子供の喉から検出されることもあるほどなのだ。しかし、子供が咽頭炎を起こしたからといって慌ててはいけない。この菌は咽頭炎などを起こすタイプと致死性が高い劇症型があるのだ。咽頭炎を起こすタイプは比較的に簡単に治療を行うこともできるが、劇症型は4~5割が死亡すると言われている。この菌が喉から血液中に入ったり、身体の傷口から侵入したりすることで劇症型になってしまうのだ。
 今のところはこの菌が劇症型になってしまう原因ははっきりしてはいないが、菌が進化する過程で今まで危険の少なかった菌が劇症型に変化してしまう可能性があるとされている。癌や糖尿病で免疫力が落ちている人もこの菌が感染した場合、劇症型になりやすいため、注意が必要である。この劇症型の菌は抗生物質が効くには効くが、発症した後、数十時間で手足の壊死や循環不全が起きて重症化してしまうため、治療が難しいとされている。
 しかし、この菌がさらに恐ろしいのは妊婦が発症してしまったときである。細菌が筋肉にとりついた場合、死亡までに数日かかることが多いが、妊婦の場合だと発病から1日以内に死亡する例が相次いでいる。通常よりも進行が極端に早いため、現在の医学では治療が間に合わないのだ。今できることはとにかく症状に早く気づくことが重要であるとされている。

 

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バクテリアに感染した際の画像