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【原理は?】キャンディーロケットが飛んだ!でもどうして?

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和歌山大学宇宙教育研究所は、この度、ロケットの打ち上げに成功した。

しかし、このロケット。ただのロケットではない。
なんと燃料が、「キャンディー」なのだ。
「キャンディー」という何か専門用語ではない。
だれもがしっているあのお菓子の「キャンディー」である。
しかも、皆がよくご存知、UHA味覚糖の商品「ぷっちょ」だ。

このぷっちょを20個使用することで、ロケットを高度220メートルの高さまで飛ばすことに成功したのだ。
でもなぜ、キャンディ20個でロケットが飛ばせるのか?!


ロケットは大きく分けて3つのタイプがある。

  • 液体燃料ロケット
  • 固体燃料ロケット
  • ハイブリットロケット

【液体燃料ロケット】
液体燃料ロケットは、液体水素や液体酸素など、液体の燃料を使用するもので、燃焼をコントロールしやすい反面、極低温にひやした燃料を直前に注入しなければならないなど、高性能だが構造が複雑で、製造と取り扱いが難しい。
日本では、主力ロケットのH2AやH2Bなどがそれにあたる。

【固体燃料ロケット】
固体燃料ロケットは、ポリウレタンなどの固形の推進剤をつかって飛ぶロケットで、
ある意味、夏にお店で売られている打ち上げ花火なども、固体ロケットと呼べるだろう。
構造が単純で、製造や扱いが簡単ではあるが、打ち上げたあとの制御が非常に難しい。
ただ、打ち上げたいときにすぐに打ち上げることができる、という利点を持っているため、大陸間弾道弾や各種ミサイルは、固体燃料ロケットである。

【ハイブリッドロケット】
ハイブリットロケットは、液体燃料ロケットと固体燃料ロケットのいいとこ取りをしたようなロケットで、固体の燃料と液体の燃料を両方使用することで、単純な構造ながら、安全面、環境面、コスト面などに優れており、次世代のロケットとして注目されている。

 

今回のこのキャンディロケットは、このハイブリッドロケットである。

固体燃料の部分に、「ぷっちょ」20個を使用。
液体燃料の部分に、酸化材である、液化ガスを使用。

さあ、いざ打ち上げだ、というときに、
この液化ガスが、「ぷっちょ」にかかるようにできている。
それによって「ぷっちょ」は勢いよく溶けて燃え始めるのだ。
そして発生したガスを、ロケットのノズルから噴射することで、飛び上がるのである。

原理的には、このぷっちょを使った仕組みで、ロケットを宇宙まで飛ばすことも可能ということだ。

将来、この「ぷっちょロケット」をつかって、ひとが宇宙へ旅たつ日がきたら面白いなと思ってしまう。

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