【追悼】丸山夏鈴さん若干21歳で死去~若くてもがんになるの?「かりんの夢への階段」にて闘病生活を綴る

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丸山夏鈴さん。
ご存じだろうか?
名前の読み方は、「まるやまかりん」
長年、がんの闘病生活を、そのオフィシャルブログに綴り続けたアイドルタレントである。
有名な彼女、ネット上にも顔写真やたくさんの画像を見つけることが出来るだろう。
素敵な笑顔の写真、体操服姿の写真、水着姿の写真、色っぽく目配せをする写真。
そして鼻に酸素を送るチューブを付けた写真・・。
彼女、というものを表す様々な写真たち。

プロフィールは、
誕生日が1993年8月2日。
血液型はA型。
大学はどこ?(大学名は?)専攻は何?高校はどこ?(高校名は?)などと、今回彼女を知った人からよく尋ねられた。
大学名は実は公表されていないが、専攻は映像研究部だそうだ。
アイドルという世界を広げるには映像の専門的知識は必要だと思ったのかもしれない。
ひょっとしたら女優としてドラマや映画への出演も構想していたのかもしれない。
そんなことを思わずにはいられない。

実績としては、講談社のミスコンである「ミスiD2013」にセミファイナリストで残るほどの女性である。
出身地は福島県。しかも、高校時代は生徒会長も務めたほど。
彼女は自らの長所として、その打たれ強さを謳っているほど、その芯の強い人でもあるのだ。
その芯の強さで、長年、がんと闘ってきた。
しかもブログのプロフィール上において、集めているものとして、「幸せ」を挙げている。
そういうポジティブな思考の人でもある。
また、近年、がんとの闘病で、体力が落ちてしまった彼女。
4月には、いちご狩りに出かけたけど、体力がついていかず、車いすでイチゴ狩りをすることになってしまったのであるが、実は、水泳が大好きで、本人曰く「止められなければ延々と泳ぐ」とまて言うほどなのだ。
他にも、Perfumeや鋼の錬金術師が好きという、とても親しみやすい人でもあり、ファンや周囲の人など、多くの人から愛されていた。
そんな素敵で美人で可愛く、気持ちが強く優しく、親しみやすい彼女が、とうとう、亡くなったとの訃報ニュースが流れた。いつ亡くなったか、それは5月22日。つい昨日のことだ。
昨日までは生きて話をしていた彼女。しかし、今はもう、この世には居ない。
命日となる5月22日は、家族や友人のみならず、ファンや関係者にとっても忘れられない日となるだろう。

幼いころからアイドルを目指していた彼女。
しかし8歳の時に、脳腫瘍を発病。
それでも、闘病を続けながらも夢への道を着々と歩んでいたのだ。
2012年から本格的に芸能活動を始め、2015年2月(今年だ)「Eternal Summer」という曲でCDデビューをついに果たしたのだ。ようやくたどり着いた夢の一歩。
しかし運命の皮肉なのか、2014年10月に癌が肺に転移していることが判明。彼女はそれを自らのブログに綴っていた。

先生に彼女は質問をしたそうだ。「治らないのかな~?」 
しかし、どの先生も「難しいな~」と帰ってきたという。(ブログより)

そして、彼女の最後のツイートも、軽い感じで、皆に頑張って、とエールを送る内容。その最後に「私は眠り足りないから眠る」と残し、彼女はとても、とても長い眠りに入る。
闘病生活とは休みの無い、いやになっても逃げることのできない、戦いだと思う。
そんな戦いを8歳のころから続けてきた彼女。痛く苦しい戦いを15年も続けてきて、いつになったら終わるんだろう、いつになったら苦しくなくなるのかなぁ。。ってずっと思っていたと思う。
そして、先生にいつ治るの?私はいつまで苦しまなければならないの?って聞いて、それが叶わないものだという真実の宣告を受けたとき、強い彼女も気持ちが折れてしまったのかな、と思う。
15年間、本当にお疲れ様でした。そんな声が聞こえてくる気がするのだ。

丸山夏鈴さん最後のブログの更新日は5月14日である。実は彼女は息を引き取る1週間ほど前に退院しているのだ。
元気になって治ったから、の退院ではないのだろう。
最期はせめて自宅で、という配慮からなのではないだろうか。

彼女は病歴としては、もともとは8歳(小学二年生)のころに脳腫瘍が見つかり、昨年肺へのガン転移ということである。
彼女のブログでも多数綴られているように「肺にたまった水(胸水)」による苦しさがあったことだろう。
肺に水がたまるようになると、その分、肺の体積が小さくなるので、息が出来なくなる怖さと苦しさがある。
息が思うようにできない状態、いつ呼吸ができなくなって自分は死ぬんだろう?という恐怖の中での帰宅は、家に帰れる喜びだけでなく、相当な恐怖との戦いだったと思う。
自分の見慣れたおうちで、夜寝るときに、明日、私は目を覚ますのかなという怖さも絶対にあったはずだ。

長年にわたり苦しんできた彼女。そして、そのご家族。
身内をガンで何人も亡くしてきたから分かるのだが、自分の身内であっても、その苦しんでいる様を見たくなくてその事実から目を背けたくなってしまうものだ。これは経験者であれば分かってもらえると思う。それほどの辛い時間を15年一緒に背負ってきた家族もつらかっただろう、そう思う。

しかし、なぜ、どうして?、こんな若さで、若干8歳で、彼女は脳腫瘍(脳のガン)になってしまったのだろうか?そこには理由があるのだろうか?原因は?と多くの人は思うかもしれない。
自分は若いけど、大丈夫なのだろうか?と。

実は、若くても癌にかかる人は存在する。もちろん、ガンとは年配者が多い病気なので、数自体は少ないが、確かに若い人でもかかることはあるのだ。子供がかかる場合、小児がんと呼ばれ、毎年多数の子供がそれで命を落としている。
若い人がかかりやすい癌といえば、白血病が代表的だろう。そのほか、丸山夏鈴さんがかかった脳腫瘍なども見られるが、こちらは白血病などに比べれば数は少ない。

そして、これは、どうしたらなる、というものでなく、ある意味、運の要素が大きいかもしれない。
大人であれば、長年の生活習慣による要因も大きく左右するが、子供の場合、まだそれがないのだから。

近年、iPS細胞などを使ったガンや白血病の治療技術なども研究されていて、本当に医学は日進月歩である。
残念ながら、丸山夏鈴さんには間に合わなかったが、近い将来、こんな悲しいことが起こることのない、どんな病気もすぐに治る世界が訪れることを切実に願わずにはいられない。

あの「しょこたん」も会いたかったというほど、多くの人に影響を与えた彼女。

関係のある人も、なかった人も、今回のニュースで彼女を知り、少なからずその名前は記憶のどこかしらに刻まれたことだろう。最期まで戦ったアイドル「丸山夏鈴」として。

彼女の冥福を祈り、ここに筆をおく。

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