【ロビンギャ族って何?】どうして群馬・館林に暮らすのか

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ロビンギャ族。どこの国の話?と思うだろう。

実はこのロビンギャ族は日本の群馬県館林市に暮らす少数民族だ。
しかし、日本古来の少数民族ではない。
彼らの出身はミャンマー。
彼らの国において、差別や生活難に苦しみ、日本に逃れてきたイスラム教徒なのだ。
ミャンマーを難民船で旅たち、東南アジア各地に散ったのだ。
その中のいくつかの船が長い船旅を経て、日本にたどり着いだのだ。
現在世界で、このロビンギャ族の対応について、議論が行われている。
本国であるミャンマーにも当然国際社会から差別を抑制するように要請が出されているのだが、ミャンマー政府は逆に彼らとその他の民族の対立をあおるような政策を打ち出し、逆効果に。

なぜ、ミャンマーではこのようなことが起きているのだろうか。

問題の発端は2012年の夏である。
ミャンマー西部にあるラカイン州において、その事件は起こった。

ミャンマーは仏教国。そう、大多数は仏教徒なのである。
それに対して、ロビンギャ族はイスラム教である。
宗教が異なることにも端を発し、両者が衝突したのだ。
結果、200人以上が亡くなるという事態にまで発展。

これにたいして、政府がとった対策。それは、彼らの居住区を切り離すこと。
仏教徒に対して少数のロビンギャ族を、郊外に隔離してしまったのである。

これよって、差別や経済格差はさらに大きいものとなり、彼らの多くは国籍を持つことも許されない状況に。
ロビンギャ族は生きていくため、リスクを取って難民船で国外へと脱出したのだ。

その一部が日本にも流れ着き、現在、群馬・館林で生活を行っている。

難民といえば、昔はベトナム難民が思い出されるだろう。

ボートピープルと呼ばれた彼らは日本国政府から正式に難民認定を受け、生活を立て直す支援が得られたのだ。
結果、IT系の社長として成功を収める元ベトナム難民も現れるなど、日本各地で多くの元難民が成功をおさめ、日本に貢献をしてくれているのである。またそうした彼らが、祖国ベトナムと日本をつなぐ架け橋となっているのだ。

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日本政府は彼らを難民認定しない?

しかし、群馬県のロビンギャ族についていえば、正式な難民として認定されていない。
それ故に、正式な在留許可が得られていない。
在留許可はないが、現在彼らは「仮放免」という立場におかれている。

仮放免は、不法滞在の為、本来は「収容」される対象ではあるが、特例として、一時的に自由が与えられている状態。
つまり、「不法滞在」という扱いである。
しかし、県外へ移動することも、就労でも出来ない。国民健康保険にも加入できない。

その中には実は特別就労許可を持つロビンギャ族もいる。
そのひとりで会社を経営するロビンギャ族の仲間を頼り、この群馬県館林市に集結したのだ。
その数は200人。
日本国内には230人のロビンギャ族がいるそうだが、そのうちの200人だ。

この窮状はなんともう8年以上も続いているという。

そんな中、世界難民の日を6月20日に迎えるにあたり、彼らはデモを起こす予定だそうだ。
デモの場所は、日本の中心地。東京渋谷である。

デモの時間は、午後1時から3時。デモの場所・コースは、宮下公園から、国連大学、表参道、明治神宮駅などを回り、最後に宮下公園に戻る。

日本国政府は、彼らの窮状を鑑み、手を差し伸べてあげることは出来ないのだろうか?
彼らの為だけではない。10年後、20年後、彼らが豊かになり、そのときに日本とミャンマーの架け橋になることを期待できると思うのである。そう、まさにベトナムがそうであるように。

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