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オバケのQ太郎を知ってる?30年ぶり新オバQコミックス発売・装丁は祖父江慎氏が担当

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漫画家・藤子・F・不二雄の代表作の一つ、「オバケのQ太郎」のコミックスが新しい装丁で一新され発売されるそうだ。

1964年から66年まで週刊少年サンデーで連載され、何度もアニメ化された同作品。
1985年に3度目のアニメがされ、その際に「傑作選」の新装版が発売されて以来、まさに30年ぶりのおばQの発売だ。
新しい装丁は、グラフィックデザイナーの祖父江慎(そぶえ・しん)さんが担当するそうだ。
コミックスは全12巻で、なんと7月24日からは、電子書籍の配信も開始するそうだ。

おばけのQ太郎は、小学生、大原正太(おおはら しょうた)の家に住み着いた「オバケ」。
正田とオバQとの出会いは、正田が竹藪の中でQ太郎のタマゴを見つけたことによる。
タマゴから生まれた「オバケ」に戸惑いながらも、友情を深めていく。
のび太の家に住み着いた「ドラえもん」と、「のび太」のような感じである。

またオバケのQ太郎にはほかにもたくさん同類のオバケが登場する。
主人公のQ太郎の他にも、妹のP子、弟のO次郎、ガールフレンドのU子。
みな匿名扱いのようだが、これが本名なのだ。
ほかにもアメリカ・テキサス出身のオバケ、「ドロンパ」。
彼は頭がよく運動神経抜群。他のものに化ける能力も突出しており、いつもQ太郎のことを馬鹿にしている。

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時代に合わせ内容が変わる

この作品は初回刊行が1964年で、それからずっと長い間子供たちに親しまれていることから、その時代時代の背景に合わせた内容に、微妙にセリフなどが変更されてきているのだ。

たとえば、正田が宇宙を目指す話の回で、オバQに、日本の宇宙開発の遅れについて不満を漏らすシーンがある。
アメリカやソ連(現在のロシア)がバンバン人工衛星を打ち上げているのに、なぜ日本は打ち上げないんだ!という不満を言うセリフにおいて、
「もう月の裏側も写真に写された!」「なのに、なんで日本からは一機も打ち上げられないんだ!」と言う彼。
それに対してオバQは「しょうがないよ、日本の科学者の力が足りないんだ」と答えるのだが、
この
「月の裏側も写真に写された!」という、初回刊行版のセリフは、その次の刊行においては「月へも着陸した!」に変更されている。そうなのだ。初回刊行版の後、アメリカが実際にアポロ計画で月面着陸を成功させたので、その部分がそれに合わせて変更されたのだ。

世界の動き、というものも取り込まれているオバQ。
国連、というものも、題材でオバQには取り入れられており、国連ならぬ、バケ連というものが、この漫画には登場する。
世界中のオバケがどこかの国に集まり、世界的な問題について議論するというものだ。

そして、「その年」は、日本がバケ連の開催国に選ばれた為、Q太郎は、正田の家を会場として、世界中の代表オバケたちを招待することになる。しかし正田の家には、当然正田の家族が住んでいるわけで、なんとかして、その日、そこを会場とするべく奮闘する・・という話だ。

このように、内容も子供だまし、というものではない(藤子F不二雄の作品はすべてそうだが)。
電子書籍化されたら再び、読んでみようか、とも思う。

ドラえもんは今なお、毎週テレビで放送されているので、いまの子供たちにも有名だが、オバQは、そこまで現在の子供たちには有名ではないのでは、とも思う。
しかし、今回の新コミックスの発売で、再びオバQブームが訪れるかもしれない?!