【更迭の意味とは】自民党が木原青年局長を「更迭」へ・その理由は

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安全保障関連法案で紛糾する国会。会期が記録的な延長に持ち込まれるほどに大きい論戦となる中、自民党の安部首相に近い議員が更迭されることになった。

更迭(こうてつ)とは、ある地位についている人を他の職務に変えること。
木原青年局長は、更迭されたことで、現在の地位を失い、他の役職へと変更されたのだ。

罷免(ひめん)と更迭(こうてつ)の違いは、更迭は、他の仕事(地位、立場、ポジション)へと変更されることだが、罷免は、辞めさせること。つまりは首(クビ)である。その組織からの追放を意味する。
彼の場合は、今回問題を起こしたが、クビという扱いではなく、ほかの場所で活躍してね、ということだ。

解任(かいにん)の場合は、単純にその任務を解くということで、他への異動などの意味は入っていない。解任されて、それからどうなるか、はそこに意味として含まれていないのだ。

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今回の決定の理由・原因とは?

今回、更迭の運びとなったのは、彼が代表を務める勉強会「文化芸術懇話会」において、報道機関に圧力をかけてその言論を封じようという趣旨の発言が出たことによる。

この会合は、作家の百田尚樹氏を講師に招いて行われた。
議員からは「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい」との声や、作家の百田氏からは沖縄県の新聞2社について「二つの新聞はつぶさないといけない」との発言が飛び出したとされている。

今回の決定は、谷垣禎一幹事長と高村正彦副総裁、佐藤勉国対委員長らが協議した結果によるものだそうだ。
一番大切な時期、国民の信頼を得なければならないデリケートな時期に、このような信頼をあえて失うような言動がでる会合が行われた責任、ということだろう。

日本の針路を決めるまさに今が正念場という国会論戦。このタイミングにおいて、今回の会合は実に軽率だった、との判断が、今回の決定につながったのでは、と思われる。

安全保障関連法案は、民主党が自民党の法案に対して批判を繰り返す中、維新の党はその対案を用意して臨むなど、国中の注目を集める戦いとなっている。

集団的自衛権の是非なども含めて、これから数十年の日本の行く末がこの国会によって決定づけられるとみられるだけに、国民の注目度はまさに半端ない。党の運営にも、それだけ慎重さが求められるということなのだろうか。

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