1万人の奇跡・65歳のプロレスラー天龍源一郎 オカダと引退試合大成功

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天龍源一郎のオカダカズチカとの引退試合が行われた。
両国国技館は最高の盛り上がり。
黒パン一丁で登場した彼。ブーイングはあろうとも、それがどんなに大きくても、すばらしい。彼らしい、最後の花道。

身長は189センチ。そして体重は120キロ。
そして、年齢は65歳。とてつもなくでかい65歳だ。
108勝132敗の成績での引退となる。
日本のプロレス界における、まさに、生きる伝説だった彼。
65歳まで、この激しい世界において、生きるか死ぬかのバトルの日々を送ってきたことは称賛に値するだろう。とんでもないことで、誰しもが真似をできることではない。ありえない。凄すぎる。日本中が感動の渦に飲み込まれる理由は非情によくわかるのである。
動員された人数はなんと10522人。そう、これはまさに両国国技館が満員で埋まる人数なのだ。それだけ人々に、日本の多くのファンに愛されてきた証拠だろう。すごいのだ。
そして、引退試合。
多くの人は、やりやすい相手を選ぶのではないだろうか?
しかし、彼は違った。今回指名した相手は、いままで一度も勝ったことのない、強敵、天敵である、オカダ、である。しかも、オカダカズチカは、年齢が28歳。まさにおじいちゃんと孫である。それほどの年齢差でプロのリングで勝負になることがまずすごいのだ。まったく人間離れしているとはこのことである。

彼の嶋田源一郎(しまだげんいちろう)。
中学時代にすでに182センチの身長があったというから学校でも目立った存在だっただろう。しかし意外なことに、なんとかれは、その大きい体がコンプレックスだったというから驚きだ。さらには、それで周囲からからかわれていたそうだ。普通だったら怖がられると思うが、それをからかえるほどに、穏やかな雰囲気を持ち合わせていたのだろうか。つまりはそれも人間性の一部を垣間見れるのである。

そんな彼がプロの世界にはいり、近年まで支えてくれていたのは娘の嶋田紋奈(あやな)さんだ。今回の引退試合を取り仕切ったのも、この娘の紋奈さんに他ならない。500人の会場でいい、という本人を差し置いて、1万人規模のイベントを成功に導いたのも彼女である。
チケットは完売。これ以上の幕引きはないだろう。

天龍の名は、今後も日本において、伝説として語り継がれるであろう。