家族と喧嘩をして家出をしてしまった場合の解決方法

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家族と喧嘩をしてしまった。

つい売り言葉に買い言葉で、引っ込みがつかなくなってしまった・・。

そんなことってありますよね。

またそうでなくても、普段からどうしても意見が合わない、考え方が合わない。生き方がそもそも違う。

様々な経緯で結局家出をすることになってしまった・・。

でも、本当は仲直りもしたい。家に戻って、話し合いたい。理解してもらいたい。

どうしたらいいんだろう。

そんなときの処方箋。家出をしたある人の解決体験談をお伝えします。

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[ 東京都 N.Sさん ]

私は、小さい頃から父とのトラブルや意見の衝突は絶えませんでした。そんな父とのトラブルから家出する結果になった経緯と家出の大変さ、それがきっかけとなった一人暮らし、そしてそこから学んだことをお伝えします。

小さいきっかけが大きなトラブルに

家出にまで発展してしまったきっかけは小さなことでした。私は大学1年生で、親二人との三人家族、春休みをむかえて長期の休みに入ったばかりでした。いつも通り夕食を食べ終え、部屋に戻ろうとしたその時です。「ちょっと待て、何でご飯残してるんだ」と父が説教をしてきました。ご飯を残すことは自分にはよくあることだったので、無視して部屋に戻ろうとしたその時です。父はテレビのチャンネルを床に投げつけ、破片が飛び散りました。いきなり父がキレたのです。そこからは全力の言い合いでした。そこまで長い時間ではありませんでした。そして父親の最後のセリフが今でも脳裏に焼きついています。「お前は親の言うことを聞いていればいいんだ」。その言葉をきっかけに私は家を出ることを決意しました。次の日の朝、テーブルに手紙を残し、少ない所持金と家出用の荷物を抱え、父の車に乗って家を飛びだしました。それだけだと小さなきっかけであったように思えますが、実際は今までの人生の我慢が限界に来たのだと思います。小さい頃から父の言動には理解できないことが多く、よくケンカをしていました。思春期に入るころには親に対するストレスはピークをむかえ始めていたのです。とはいえ、未成年だった自分にはどうすることもできずにいました。しかし今まで溜まっていた我慢が、その小さな出来事をきっかけに限界点を超えたのです。それが家出という大胆な行動に繋がりました。しかし、ただの学生だった自分にはあても計画もありませんでした。

辛かった車での宿泊

家を出てからは、海が近かったので浜辺付近に車を止め、1日を過ごしました。多少の布団は車に積んでいましたが、当時は2月真っ只中、とにかくその寒さが辛かったこと、車ではぐっすり眠ることはできず、何度も目を覚ましては夜の海を眺めていたことを覚えています。とにかくお金がなく、最低限のご飯をコンビニで買って食べていました。タイミング良く大学は春休みだったので、学校に行かずに済んでことは幸いでしたが、家を出てから1週間、2週間と時間が経つにつれて現状の辛さと将来への不安が押し寄せてきました。これからどうすればいいのかわからず、途方に暮れていました。結果として1か月近くは家出生活を続けていたので、金銭がなくなっていく不安とストレス、不規則な食生活、寒さから体調を壊してしまった期間もありました。大学が始まったらどうしよう、という不安もありました。大学を中退することも覚悟していました。小さなことがきっかけでこんなに大きなトラブルを生んでしまうとは思いもしませんでした。

家出がきっかけとなり始まった一人暮らし

そんな時、母から連絡があり、一度会う事になりました。その時の母からの提案は、一人暮らしを始めてみるのはどうか、という事でした。これ以上家に帰らないことには限界がある、かといって、長期間の家出をしておいて、父のいる実家に帰ることはもうできないだろうということでの母からの提案でした。私は提案にのることにしました。とはいえ、一度も父と話しをしないわけにはいかなかったので、仕方なく一度実家に帰り、父を話しをしました。家出をしたことをどう考えていたのかはわかりませんが、結果としては一人暮らしを受け入れてくれる形となりました。それからの一人暮らしは快適なものでした。嫌いな父と距離をあけることができるようになったことで、精神的な負担、ストレスはなくなりました。

人と距離をあけるということ

それからというもの、父と会う頻度は極端に減りました。たまに会う程度であれば、そこまでのストレスは感じません。一人暮らしを始めようという計画があったわけではありませんでしたが、家出という大胆な行動を取リ、父との距離感ができたことで関係がうまくいくようになりました。それは父だけでなく、他の人とのコミュニケーションでも有効な手段でした。

それまでは人と関わるときに真正面からぶつかっていましたが、家出の経験があってからというもの、人との適度な距離感をつかむように心がけることでうまくいっているケースが多くあると感じています。家出をする前から父とは距離をあけようとしていました。父とは話し合いをすることに意味がないと判断していたからです。実家にいる時間を少なくしようとしたり、一人部屋にこもっている時間を多くすることで、父に対するストレスを減らしました。しかし一緒に住んでいるという事実は変わりません。もし家出というきっかけがなかったとしたら、自分が働き始めてから一人暮らしを始めていたでしょう。私は社会人になってから転職を経験しましたが、それは一緒に時間を過ごす人を選んだからです。色々な出会いの中で、一緒に長くいたい人もいれば、距離をあけたい人、二度と会いたくない人など様々な人がいて、良い経験となりました。父とぶつかり、家出をしたことは、自分にとって人との付き合い方を学ぶ良いきっかけになったと思います。

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